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千曲市側に賠償求める声 PDFの入札情報露出問題で業者に説明会

 千曲市は11日、市発注工事の入札で、予定価格などが事前に市ホームページで公表したPDFファイルの資料から読み取れる状態になっていた問題を受け、該当する入札の参加業者を対象にした説明会を市更埴庁舎で開いた。業者側からは、公平性を欠いた入札が行われ不利益を受けたとして、慰謝料などの賠償を求める声が上がった。

 40人が参加した。市側は山本高明副市長らが出席し、「不適切な処理を行ったことについておわび申し上げる」と陳謝。2016年度以降に計8件、落札額の合計9億3704万円について、資料から予定価格などが読み取れる状態だったと説明した。

 質疑で、県建設業協会更埴支部の石井英嗣支部長は「真面目に積算して落札できなかった業者には、慰謝料を払ってほしい」と主張。別の出席者は「時間をかけて真剣に積算をしている。その時間が無駄になった」と訴えた。市側は「(対応を)弁護士と相談していきたい」と答えた。

 8件のうち4件は、下回ると失格になる「最低制限価格」と同額の落札だった。石井支部長はこれ以外に、最低制限価格との同額落札が市発注工事の入札に複数あると指摘し、「どんぴしゃの入札はかなり難しい。どこかで情報が漏れているということはないか」とただした。山本副市長は「業者の積算技術の向上によるものだと考えていた。職員が漏らすことはあり得ない」とした。

(10月12日)

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