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諏訪湖のワカサギ釣り、今冬は釣果に上限なし

諏訪湖上のドーム船でワカサギを釣る男性=9月諏訪湖上のドーム船でワカサギを釣る男性=9月
 県や諏訪湖漁協、諏訪湖釣舟組合などは17日、今冬の観光ワカサギ釣りについて、釣り上げる量に上限を設けないことを決めた。諏訪湖では2016年夏にワカサギの大量死が発生したが、今年は順調に成長し、資源量が回復しているため。県によると、制限を設けないのは07年以来、11年ぶりで、関係者は諏訪湖の釣り客の増加に期待している。

 諏訪市で開いた「諏訪湖のワカサギに係る連絡会議」で漁協が提案し、承認された。県水産試験場諏訪支場(諏訪郡下諏訪町)によると、9月中旬の調査で諏訪湖のワカサギは推定6172万匹で、1匹当たりの平均の重さは0・64グラム、体長は4・2センチだった。小ぶりだが、生息数は前年同時期の約1・6倍で、ここ6年間では14年に次いで多い。

 資源量の回復は、漁協が今春、前年の2倍に当たる9億粒の卵を放流したことが奏功したとみられる。ワカサギの大量死が起きた16年のシーズンは釣り上げる量の上限を1人500グラム、昨季は1人千匹とするなど、規制も設けてきた。

 諏訪湖漁協の武居薫組合長は会議で、「釣り人が戻るような形で諏訪湖の再生を進めたい」と説明した。ただ、資源量維持のため、12月〜来年5月は釣り時間を午前7時〜午後3時半とする規制を昨季同様設ける。

 釣舟組合によると、大量死前は少なくとも年3万〜4万人の釣り客がいたとみられるが、大量死後には半減した。中沢滋組合長は「たくさん釣ってもらえる状況が続き、釣り人が戻ってくることに期待したい」と話した。

(10月18日)

長野県のニュース(10月18日)