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かぶちゃん農園食堂も破産 観光への影響注視

かぶちゃん農園食堂が運営していた「天龍峡カフェテリア」=6日、飯田市川路かぶちゃん農園食堂が運営していた「天龍峡カフェテリア」=6日、飯田市川路
 加工食品のオーナー制度で多額の資金を集め、破産した「ケフィア事業振興会」(東京、鏑木秀弥(かぶらきひでや)社長)のグループ会社で、飯田市の名勝・天竜峡近くでレストランを経営していた「かぶちゃん農園食堂」(飯田市川路、鏑木武弥(たけや)社長)が、東京地裁から破産手続き開始決定を受けたことが6日、分かった。都市部からの団体客を含め集客力のあった施設で、関係者は観光への影響を注視している。

 債権者の問い合わせなどを受けている破産管財人室への取材で分かった。決定は1日付。他のグループ会社と同様に、破産管財人には内田実弁護士(東京)が選任された。負債総額は調査中という。

 かぶちゃん農園食堂は2009年、ビュッフェ形式で食事を提供する「かぶちゃんカフェテリア」を開業。既に破産した「かぶちゃん農園」(飯田市川路、鏑木武弥社長)に隣接し、飯田市が企業誘致を進めるエリアの一角にある。引き綱を外して飼い犬と遊べる「ドッグラン」や親子連れ向けの屋外遊具なども備えていた。

 ケフィア破産後、店名を「天龍峡カフェテリア」にして営業を続けていたが、グループ企業の相次ぐ破産の影響を避けられなかったとみられる。

 市観光課は「天竜峡に近い立地で、団体客も受け入れられる施設だっただけに残念」。天龍峡温泉観光協会の竹村公秀会長(75)は「地元事業者との関わりは薄く、地域への影響はわずかとみられるが、今後の状況を注視したい」と話した。

 破産管財人室によると、ケフィアのグループ会社では他に、ともに鏑木武弥氏が社長の「かぶちゃん製菓」(飯田市川路)が1日付で、「ケフィア・サプリメント」(東京)が2日付で、東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。グループ会社の破産は計27社となった。

(11月7日)

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