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県消防防災ヘリ、新機体落札 20年度中運航へ準備本格化

 県は7日、搭乗員9人が死亡する墜落事故を起こした県消防防災ヘリコプターの新機体購入の一般競争入札で、SUBARU(スバル、東京)が落札したと明らかにした。機体は、米ベル・ヘリコプター・テキストロン社製「ベル412EPI」で、落札金額は25億560万円。県は2020年度中の運航を目指し、準備を本格化させる。

 県消防課によると、落札した機体は墜落機の新型に当たり、空中や地表の障害物に近づくと警報が鳴るシステムなどを搭載。スバルが機体の組み立てや必要な整備を行う。同型のヘリは17年に愛知県消防防災ヘリに導入されている。

 予定価格は30億4300万円余で、9月25日に公告。入札には2社が参加した。県は近くスバルと仮契約を結び、県会11月定例会に本契約に関する議案を提出する。県は本年度一般会計6月補正予算で、翌年度以降にまたがる支出を確保する債務負担行為として30億4800万円を設定している。機体の納入期限は20年10月31日。同課は、納入から運航開始まで数カ月の訓練を見込んでいる。

 墜落事故で所有する唯一の機体を失った県は、今年5月から民間航空会社のリース機を使い、パイロットらの派遣を受け、消火や救急搬送から活動を再開。9月からは山岳を除く地域で、救助活動も始めた。

(11月8日)

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