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御嶽山火山マイスター 2期目の事前講習会スタート

御嶽山火山マイスターの事前講習会で、竹下准教授(中央奥)の講義を聴く人たち御嶽山火山マイスターの事前講習会で、竹下准教授(中央奥)の講義を聴く人たち
 県危機管理部と木曽地域振興局は7日、2014年の御嶽山噴火災害を教訓に設けた「御嶽山火山マイスター」で、2期目を養成するための事前講習会を木曽郡木曽町の県木曽合同庁舎で始めた。火山の恵みや防災面での啓発を担うマイスターを受験するには必須で、9人が集まった。噴火当日に御嶽山に登っていて生還した人も参加した。

 信州大教育学部の竹下欣宏(よしひろ)准教授(地質学)が、さまざまな噴火の形態やマグマが噴出する仕組みなどを紹介。長野地方気象台の平山康夫さんは、御嶽山に設置している観測機器に触れ、噴火警報や噴火予報、噴火警戒レベルについて説明した。

 町内の男性教員(31)は1期目も受験したといい「子どもたちに自信を持って教えるためにも自分を高めたい」と話した。1期目は受験資格を御嶽山周辺の在住、在勤に限ったが2期目はなくした。登山中に噴火に遭遇し、仲間3人を失った松本市の男性(61)は「火山についてもっと知識を深めたい。自分の経験も伝えたい」と意欲を見せた。

 マイスターは戦後最悪の火山災害を教訓に制度化され、18年度から1期生8人が活動を始めている。9日にはマイスターを岐阜県側にも紹介するため、同県高山市内でPRする。

(11月8日)

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