長野県のニュース

大町の商店街、火災跡地にブルワリー 会社役員らが新会社

北アルプスブルワリーの醸造所建設予定地北アルプスブルワリーの醸造所建設予定地
 大町市の会社役員ら3人が新会社「北アルプスブルワリー」を設立し、地ビール生産に乗り出す。JR信濃大町駅近くの商店街に醸造所(ブルワリー)を建設し、年間で35キロリットルの生産を見込む。瓶ビールを外販するほか、店舗を併設して生ビールも提供する。建設地は2005年に商店街を襲った火災で更地になったままの場所で、商店街を活気づけることも目指す。

 新会社社長の氏家太郎氏は、鹿島槍スキー場(大町市)の再生を手掛け、大町市や北安曇郡白馬村など県内6カ所を含むスキー場をグループで運営する日本スキー場開発(白馬村)の創業者。ほかにコーヒー豆販売などの「自家焙煎珈琲 UNITECOFFEE(ユナイト・コーヒー)」(大町市)オーナーの松浦周平氏、映像制作などを手掛ける「GREEN」(同)の役員成沢隼人氏が出資した。資本金は300万円。

 鹿島槍スキー場の再生を縁に知り合った3人は、日頃から大町を盛り上げたいと考えていたといい、ビール好きの共通点もあって事業化を構想。北アルプスが育んだ水でビールを醸造し、商店街に人の流れをつくるとともに、ビール販売を通じて大町の名前を市内外に発信することを目指す。

 ラガービールを中心に数種類の銘柄を生産する。醸造所の敷地面積は約500平方メートル。年内に着工し、4月に完成予定。5月の大型連休までの供給開始を目指す。

 大町市では、サントリー食品インターナショナル(東京)が9月、地下水をくみ上げ、ペットボトルに詰めたミネラルウオーターを生産する拠点を設けると発表。水資源を生かしたビジネスが広がりつつある。

(11月9日)

長野県のニュース(11月9日)