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師走に思う新時代 善光寺で「御注連張り」

堂童子当役の若麻績住職(右)らが宿坊の門にしめ縄を飾った「御注連張り」=1日午前8時16分、長野市の正智坊堂童子当役の若麻績住職(右)らが宿坊の門にしめ縄を飾った「御注連張り」=1日午前8時16分、長野市の正智坊
 師走入りした1日朝、長野市の善光寺で正月行事の始まりを告げる「御(お)注連(しめ)張り」があった。一連の行事を取り仕切る「堂童子当役(どうどうじとうやく)」の若麻績正宏・正智坊住職(58)ら2人が、同寺の宿坊の一つである正智坊の門にしめ縄を張った。

 本堂での毎朝の法要「お朝事(あさじ)」を終えた浄土宗一山(14坊)の住職らがしめ縄をくぐって正智坊に集まり、般若心経を唱えた後、赤飯と野沢菜、煮物を食べて行事の始まりを祝った。しめ縄は来年1月下旬まで飾る。

 堂童子当役は、浄土宗一山の住職が毎年交代で務める。3回目の当役を務める若麻績住職は、新年を迎えるに当たって「平成最後の節目に当たったこともご縁。平和だった平成に感謝し、新しく迎える時代も同じように平和で豊かな時代になればと感慨深く思っている」と話した。12月31日からは本堂にこもって行事を取り仕切り、1月16日朝に自坊に戻る。

 善光寺の正月行事のうち、善光寺如来が年を越す秘儀「御越年(ごえつねん)式」は12月18日深夜から19日未明に行われる。他に1年間のほこりを落とす「おすす払い」(12月28日)、朝拝式(元旦)、無病息災を願う「びんずる回し」(1月6日夜)などもある。

(12月1日)

長野県のニュース(12月1日)