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長野駅壁面 如是姫の物語 長野高専学生と卒業生が制作

長野駅の壁面に投影された如是姫のアニメ。駅の利用者らが眺めている長野駅の壁面に投影された如是姫のアニメ。駅の利用者らが眺めている
 長野市街地で初開催中の「善光寺表参道イルミネーション」(実行委員会主催)で、長野高専(長野市)卒業生で神奈川県厚木市のシステムエンジニア竹沢和仁さん(22)と、同校専攻科2年沢野友貴さん(22)による映像が長野駅の壁面に投影されている。善光寺の仁王像や寺ゆかりの如是姫(にょぜひめ)像が動くアニメーション。2人はかつての同級生で、異なる道を進みながらも、地域をもり立てようと力を合わせた。

 映像は4分強。駅善光寺口広場にある如是姫像が、水色の着物をまとって牛に引かれ、寺に向かうと仁王像や如来像が現れる―といった流れだ。広場での各種企画を担う市民有志の「長野駅善光寺口利活用ネットワーク」と、以前からつながりがあった同校が協力して企画。話を聞いた沢野さんが竹沢さんに声を掛け、実現した。

 竹沢さんがアニメと構成を担当し、外国人観光客の関心を呼ぶよう浮世絵風に仕立てた。「関われて光栄。多くの人に見てもらいたい」。以前から絵が好きで、今月にも現在の勤め先を辞め、日本画を中心としたアーティスト活動に絞るといい、「作品作りに集中したいという思いがより強くなった。いろいろな人が楽しめるコンテンツ作りを頑張りたい」と話した。

 沢野さんは映像と同時に流す文章を担当した。ハスの花の映像には「慈愛に満ちたその色は 人々の心を浄化し満たしていく」とし、如是姫には「今も祈りを捧(ささ)げ続ける」などと添えた。「映像の雰囲気を壊さないように、説明調ではなく詩のようにして書いた。新しい経験ができてうれしい」と話した。

 投影は12月25日までの毎日午後6〜10時。

(12月5日)

長野県のニュース(12月5日)