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白馬観光担う人材育成 村、企業版ふるさと納税活用

 北安曇郡白馬村は、企業版ふるさと納税制度を活用し、地元の白馬高校の卒業生を対象に、観光人材の育成事業を始める。大学や専門学校に進学し、村周辺で観光産業に就いた人が対象。来年度から、大学などの奨学金の返還費用を年間最大20万円、最長5年間補助する。村は5日開会した村議会定例会に関連条例案を提出した。企業からの寄付金募集は年内に始める予定。

 地域の将来を担う観光の専門家を育て、若者が村に戻って活躍できる環境づくりを進める狙い。本年度は約200万円の寄付金を見込む。白馬村のほか、隣接する小谷村内の観光産業に就いた人を対象とすることも検討する。

 白馬高校は2016年、全国から生徒を募集する国際観光科を設立。村は、同科の生徒だけで運営する「高校生ホテル」の実習費用の一部をふるさと納税の寄付で賄うなど、支援に取り組んでいる。下川正剛村長は定例会開会あいさつで「生産年齢人口を増やし、持続可能な地域づくりと人の好循環を創出したい」と述べた。

 企業版ふるさと納税は、自治体の地域活性化策に寄付した企業の税負担を軽くする制度。白馬村の今回の事業は11月に内閣府の認定を受けた。

(12月6日)

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