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麻績村会不同意の教育委員再任 村長の専決処分 不承認へ

 東筑摩郡麻績村の高野忠房村長による教育委員人事の専決処分を巡り、議員4人が6日の村議会一般質問で「議会軽視だ」などと改めて批判した。4人は質問後、信濃毎日新聞の取材に、7日の本会議で専決処分を承認しない意向を明らかにした。議長を除く7人による採決で不承認となる見通しだ。

 村議会9月定例会では、村長が提出した市川祥介氏を教育委員に再任する人事案に4人が反対し、不同意。村長は人選を変えずに9月末に専決処分した。専決処分は不承認となった場合でも法的には無効とならないが、県内では異例の事態。議会側が重ねて村長の判断を否定することになれば、村政運営にも一定の影響を与える可能性がある。

 6日の一般質問では、議員側が人事案に反対した理由をどうみているかについて、高野村長は▽隣接する筑北村との学校統合が不調に終わったこと▽教育行政に大きな不満があること▽委員の在任期間が長過ぎること―の3点と理解していると答弁。議員側は「(その後の専決処分は)議会の意向を反映していない。むなしさを感じる」などと不満を示した。

 村長は「教育行政にとって重要な時期に空白は許されない」「議会の判断が重いことは承知しているが、自分も重い判断をした」などと説明、改めて理解を求めた。

 専決処分を承認しない意向を明らかにした議員の一人は取材に「村議は村民の意見を背負っている。(村長の答弁からは)それを覆す材料を得ることができなかった」と述べた。

(12月7日)

長野県のニュース(12月7日)