長野県のニュース

県立高の通学区 実質「全県1区」現在の中学2年生から

 県教委は20日、県立高校全日制普通科の4通学区制について、受験生の居住地にかかわらず全県の高校を志願できる「実質的な全県1区」に変更し、現在の中学2年生が受験する2020年度入試から適用することを決めた。現状は第1通学区(北信)と第3通学区(南信)の行き来のみが原則できない状況となっており、不公平を是正する。

 同日の県教委定例会で通学区に関する規則の改正案を提出。教育委員から異論は出なかった。県教委は「自宅から通学できる高校への志願が原則」として、変更後も4通学区制は維持する。

 現在の通学区は第1と第3のほか、第2(東信)と第4(中信)の計4ブロック=地図。総合学科などを除き、自学区(卒業中学校のある学区)か隣接通学区(自学区に隣接する学区)へ志願できる。このため第2、4は全県の高校を志願できるが、第1から第3、また第3から第1へは原則志願できない。例外として、一家転住など特別な事情があり、県教委が承認すれば志願は可能となっている。

 県教委は17年度、今後の県立高校入試制度を考える検討委員会を設置。検討委は3月にまとめた報告書で、4通学区制について、「受験機会の公平性と選択の権利を保障する」との理由で第1と第3の相互志願を可能とすることが望ましいと指摘した。今回の変更は報告書に沿った対応。

 前期、後期の各選抜の在り方など通学区制以外の入試制度改革について、県教委高校教育課は「導入時期を含めて18年度中に一定の方向性を出したい」としている。

(12月21日)

長野県のニュース(12月21日)