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2018年の県内山岳遭難者、過去最多の330人

 県内で2018年に山岳遭難した人は330人に上り、統計がある1954(昭和29)年以降で最も多かったことが4日、県警山岳安全対策課のまとめで分かった。遭難の発生件数も297件で、54年以降で最多だった13年の300件に次ぐ多さ。豊作だったキノコを採りに入山した人の遭難が相次いだことや、夏季に好天の日が多く、登山者が増えたことが影響したとみられる。

 同課によると、18年の遭難者のうち死者は52人(前年比8人減)、行方不明は5人(同2人増)。死者の内訳は転落・滑落が34人と最も多く、病気5人、落石1人、雪崩1人などだった。遭難者のうちけが人は146人(同2人減)。無事救助された人も127人(同11人増)いた。

 遭難全体のうちキノコ採りに伴う遭難は20件で遭難者は21人。このうち死者は15人に上り、記録が確認できる13年以降で最も多かった。キノコ採りは、やぶの中や急斜面などを進むほか、マツタケなどは急な斜面や岩場に生えやすく、滑落などが相次いだ。

 同課によると、県内の山岳遭難者は13年の328人がこれまで最も多く、次いで17年の327人が続いていた。

 一方、年末年始(18年12月29日〜19年1月3日)に県内で起きた山岳遭難は前季比1件増の4件、遭難者は同3人増の9人、死者は前季と同じでゼロだった。同課は1月下旬から2月にかけて冬山シーズンが本格化するとし、「日帰りでも非常時に備え、防寒具など装備を整えて入山してほしい」と呼び掛けている。

(1月5日)

長野県のニュース(1月5日)