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次代へ伝える、伝統の太々神楽 木曽町三岳の神社、初奉奏祭

床板を踏みならし、激しく動く神楽「五返舞」を奉納する保存会員床板を踏みならし、激しく動く神楽「五返舞」を奉納する保存会員
 木曽郡木曽町三岳の御嶽神社別殿で4日、住民が長年守り続けてきた「太々(だいだい)神楽」の初奉奏祭があった。地元の保存会員や神社の神職が毎年この日に、12種類ある神楽を四つずつ奉納して3年で一巡させている。今回は宮司が舞う「御神入(ごしんにゅう)」と、跳躍もあるダイナミックな「五返舞(ごへんぱい)」などがあった。

 5メートル四方の板張りの舞台で、笛や太鼓の音に合わせて4種類の舞が1時間半ほどかけて披露された。五返舞では、てんぐの面を着け、剣を手にした4人が床板を強く踏み鳴らしながら激しく動き回った。舞台を囲んだ住民ら約40人が見つめた。

 長野市戸隠の戸隠神社の流れを引く「岩戸開き」も舞った。保存会員は50人ほどいるが、高齢化が課題だという。保存会長の本南忠宜さん(82)は「年号が変わる年に、いい舞が披露できたと思う。今後もこの伝統を引き継いでいきたい」と話していた。

(1月5日)

長野県のニュース(1月5日)