長野県のニュース

「初競り」県内の卸売市場 価格「平静」願う声

競り人らの威勢のいい声が響いた松本市公設地方卸売市場の初競り競り人らの威勢のいい声が響いた松本市公設地方卸売市場の初競り
 県内各地の卸売市場で5日朝、今年最初の取引となる「初競り」があった。平成最後となる節目の年を迎え、関係者が豊漁や豊作、商売繁盛を願いながら競り落とした。

 長野市の長野地方卸売市場ではマルイチ産商(長野市)が午前6時20分から初市の式典を開催。手締めや乾杯で祝った後、仲買人ら約30人が初競りを始めた。千葉県で水揚げされたアジは1匹300円程度で競り落とされ、価格は例年並みだった。

 マルイチ産商によると、昨年はサンマや秋サケが豊漁となって価格が1〜3割安かった一方、イカが不漁だった。競りに参加した長野市の鮮魚店経営、清滝阜陸(あつのり)さん(82)は「昨年はイカが少なかったので、今年は豊漁になってほしい」と期待していた。

 松本市公設地方卸売市場では青果の初競りが午前7時前に始まり、業者らがハクサイやホウレンソウ、リンゴなど20品目を次々と競り落とした。

 青果卸の長印(長野市)の塩原高茂・松本支社果実部参事(60)によると、昨秋以降は台風被害が少なく気温が高い日が続いたため、ハクサイなどの葉物野菜は収量が増え、価格は例年よりやや安値で推移。ただ、年末の冷え込みで「今後は価格が上がる可能性もある」とした。

 安曇野市で問屋を営む小出教一さん(76)は、ハクサイやシュンギクなど15箱を仕入れ「価格が乱高下しない気候が続いてほしい」と話した。

 この日は諏訪市公設地方卸売市場でも初市があり、1年の取引の盛況を願った。

(1月5日)

長野県のニュース(1月5日)