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欠席・遅刻の連絡はパソコン、スマホで 塩尻市教委が丘中学校に導入

 塩尻市教育委員会は、生徒が学校を欠席、遅刻する際に保護者がパソコンやスマートフォンを使って連絡できるシステムを市内の丘中学校に導入した。従来は電話連絡だったため、朝に電話対応と授業準備が重なる教員の負担になっていた。保護者も手軽で確実に連絡できると評価していることから、市内の全小中学校に導入を促す方針だ。

 保護者は2次元コード「QRコード」やアドレスでインターネットの専用サイトに接続。名前、学級などを入力し、欠席理由を「風邪」「熱」「腹痛」「頭痛」「インフルエンザ」「その他」の選択肢から選ぶ。送信操作をすると内容がメールで学校に届き、学校側は印刷して職員室に張り出す。各教員がパソコンで確認することもできる。

 これまでは事務職員や教員が電話で欠席理由などを聞き取り、紙に書いて張り出していた。電話対応への負担をなくそうと教職員の働き方改革を検討してきた市内学校事務職員と市教委職員のグループが新システムの導入を提案。既に市内の保育園は同様のシステムを採用しており、保護者からも学校への導入を求める声があったことから昨年9月から丘中学校で試行的に運用していた。

 丘中の全校生徒は520人。システム導入後、1日平均5人ほど、最も多い日で9人からこの方法で連絡を受けた。専用サイトには、保護者と確実に連絡が取れる電話番号の入力を求める欄もあり、欠席した生徒の保護者には、担任が確認の電話をしている。

 同グループのメンバーで同校事務職員の森村文昭氏(45)は「教員が授業準備や打ち合わせに時間を使えるようになった」と説明。保護者からも「教職員が出勤していない早朝にも連絡できて便利」との声が寄せられたという。

 県教委義務教育課は「調査はしていないが、県内小中学校のこうした取り組みは聞いたことがない」としている。

(1月10日)

長野県のニュース(1月10日)