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栄村振興公社が3月末解散 新たな指定管理者運営へ

栄村振興公社が指定管理する温泉宿泊施設「トマトの国」。村は新たな指定管理者を募る栄村振興公社が指定管理する温泉宿泊施設「トマトの国」。村は新たな指定管理者を募る
 下水内郡栄村が出資した一般財団法人・村振興公社が3月末で解散することが11日、分かった。公社は村の四つの温泉宿泊施設を指定管理してきたが、県北部地震後の国の財政支援が途切れた2016年度以降、急速に経営が悪化。村は財政への影響を抑えるため、4月以降は新たな指定管理者に運営を委ねる方針だ。

 村商工観光課によると、昨年12月に公社の山田功理事長(71)が森川浩市村長に解散する意向を通知した。山田理事長が清算人となる。

 公社は村が1986(昭和61)年に3千万円を出資して設立し、観光イベントなどを広く手掛けた。現在は温泉宿泊施設の「雄川閣」「のよさの里」「トマトの国」「北野天満温泉」を指定管理している。利用者が減った上に国の支援がなくなり、17年度収支は約4千万円の赤字に。村は増資や指定管理料増額で救済したが、18年度以降5年間の収支計画でも毎年度5千万円台の赤字が見込まれていた。

 公社は理事会や評議員会などを重ね、指定管理期間の満了で解散すると決めた。山田理事長は「村の支援がないと経営が成り立たず、村民にも失礼に当たる」と説明する。

 村は15日〜2月18日、4月以降の指定管理者を募る。村が出資しない企業を想定。応募者の事業計画を見た上で、施設運用の仕方などを検討するという。森川村長は「地域経済に影響が出ないかという心配はある。村の活性化に取り組む管理者を募りたい」としている。

 公社を巡っては、村議会が昨年6月、新会社による管理運営を提言。村側は検討する姿勢を見せていた。

 一方、村民有志らが出資した企業組合「ぬくもり」が指定管理に応募する意向を示している。

(1月12日)

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