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平成後 期待膨らむ新成人 15市町村で式典

晴れ着姿で同級生と記念撮影する新成人たち=13日、茅野市の茅野市民館晴れ着姿で同級生と記念撮影する新成人たち=13日、茅野市の茅野市民館
 成人の日(14日)を前にした13日、長野市、松本市など県内15市町村で成人式が開かれた。平成が終わりを告げ、新たな元号の時代が始まる年に人生の節目を迎えた新成人たち。各会場で新元号を名付けるとしたら―と尋ねると、「喜」「栄」「進」など時代の平穏や発展を願う文字が挙がった。

 松本市の式に出席した公務員曽根直人さん(20)は、米国のトランプ大統領による「自国第一主義」、移民排斥の流れなどを例に、平成を「激動の時代だったのではないか」と話した。揺れ動く国内外の情勢に不安を抱いているとし、新元号には世界の平和が前進することを願って「進和」を希望。新成人として「仕事と趣味を両立させたい」と抱負を語り、「いろいろとやりたいことがある」と今後に胸を膨らませた。

 上田市の会場で、専門学校2年柴田雪奈さん(20)は「明るく楽しい時代だったと思う。スマートフォンやSNSの普及で便利な世の中になった」と平成を振り返り、新元号には楽しい時代がさらに続くよう「喜楽」を選んだ。4月から保育士として働く予定といい「景気回復と働き方改革をもっと進めてもらって、賃金の増加や労働環境の改善を図ってほしい」と求めた。

 茅野市の式に出席した製造業勤務の丸茂聖さん(20)は平成について「昭和的な価値観が見直された」。家族や職場での変化を感じ取りながら、男女間の平等や長時間労働の是正が進んだとした。仕事と私生活の将来像を「安定重視」と表現。現在の延長線上を歩むという意味で平成の「成」を残し、「身の回りの縁を大切にしたい」と新元号には「縁成」を挙げた。

 神奈川県内の製造業で働く福田将也さん(19)は飯田市の会場で、パワハラ問題などを念頭に「理不尽な人間関係が解消されていく過渡期」と平成を受け止めた。新しい時代には、あらゆるハラスメントがなくなってほしいと希望。新元号には、理性を尊重し、誰もが対等に付き合える時代の到来を期待して「愛理」を選んだ。

 長野市の式で、大学2年渡辺明日香さん(20)は「(1998年)長野冬季五輪の年に生まれ、20歳で新しい時代を迎える。何かと節目を意識する年代だと思う」。国際情勢に興味があり、春には米国に留学する。「国民一人一人が国際的な視点を持ち、諸外国とも協力する時代になってほしい」と願い、愛のある時代にと、新元号に「慶愛」を提案した。

 大学2年の宮崎翔(かける)さん(20)は平成を「震災など自然災害がたくさんあって考えさせられる時代だった」と振り返った。新元号は「栄定」を希望し、「20年は東京五輪もあり、経済や産業が上向きになってほしい」と期待した。

(1月14日)

長野県のニュース(1月14日)