長野県のニュース

「事故二度と起きぬように」 軽井沢の現場 子どもら慰霊の千羽鶴

「祈りの碑」に千羽鶴を供える子どもたち=15日午後4時37分、軽井沢町「祈りの碑」に千羽鶴を供える子どもたち=15日午後4時37分、軽井沢町
 大学生ら15人が死亡、26人が重軽傷を負い、15日に発生から3年を迎えた北佐久郡軽井沢町のスキーバス転落事故の現場には同日午後も、遺族や地元住民らが慰霊に訪れた。次男の寛(かん)さん=当時(19)、首都大学東京2年=を亡くした大阪府吹田市の田原義則さん(53)や、工藤彰三・国土交通政務官も献花。町内の児童生徒は千羽鶴を手向け、「こうした事故が二度と起きないように」と願った。

 田原さんは、妻の由起子さん(52)と一緒に訪問。遺族でつくる「1・15サクラソウの会」が事故現場に建立した慰霊碑「祈りの碑」に手を合わせ、この3年間で「初めて命日に現場を訪れることができた」と明かした。

 碑に花を手向けた工藤政務官は「貸し切りバスの安全確保に関して、国や事業所の関係者に突きつけられた課題の重さに改めて思いを致した」とし、「今後も手を緩めることなく対策に取り組む」と述べた。

 夕方には町内の小中高校計6校の代表15人が、各校の児童生徒が作った千羽鶴を碑に供えた。軽井沢中2年で生徒会長の宮桜介(おうすけ)さん(14)は「(事故は)決して人ごとではないと思う。身近なところから交通事故を減らす努力をしたい」と話していた。

(1月16日)

長野県のニュース(1月16日)