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松本城の観覧料、値上げへ 大人410円→755円前後か

松本市教委が観覧料の値上げを検討している国宝松本城松本市教委が観覧料の値上げを検討している国宝松本城
 松本市教育委員会は16日、来年1月をめどに、国宝松本城の観覧料を値上げする方針を市議会教育民生委員協議会で説明し、了承された。今後予定する天守の耐震化や堀の浄化などの財源を確保する狙い。現在は大人410円で、見直し後は姫路城(兵庫県姫路市)など他の国宝4城の観覧料の平均755円前後に値上げする。観覧料の大幅な見直しは2004年以来。

 松本城管理事務所によると17年度の観覧料収入は2億8600万円。耐震診断で強度不足と判明したため必要となった城内の警備などに費用がかさみ、城の管理に充てる基金を1億2600万円取り崩した。値上げは10月1日予定の消費税率10%への引き上げも見据えた。

 他の国宝4城で最も高いのは姫路城の大人千円。安いのは犬山城(愛知県犬山市)の同550円だ。

 市教委は観覧料や改定期日を盛り込んだ条例改正案を市議会2月定例会に提出する方針。市議から観光への影響を懸念する声が出たが、同事務所の手島学所長は「他の国宝の入場料を平均した値段を想定しているので大きな影響はないのではないか」とした。

 松本城の観覧料は、歴代城主の資料などがある市立博物館との「共通観覧券」として大人610円、小中学生300円で販売。改定に合わせて「特別観覧券」とし、割安にする方針も明らかにした。

(1月17日)

長野県のニュース(1月17日)