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「こどもカフェ」運営に補助 19年度県予算案知事査定

 県は25日、2019年度当初予算案の23日までの知事査定で固まった県教委と県民文化部関連の一部事業を公表した。子どもに食事提供や学習支援を行う「信州こどもカフェ」で、運営団体に対する補助制度を新たに設け、326万円計上した。生鮮食品の調達費用などに役立ててもらう狙いで、新設団体に5万円、既存団体に3万円を上限に支援する。予算案は2月6日の部局長会議で正式決定し、発表する。

 不登校の児童生徒と支援機関をつなぐ「スクールソーシャルワーカー(SSW)」を一部の市教委に配置する事業には9372万円を計上した。県教委によると、学校を長期欠席する児童生徒は増加傾向。SSWは現在、5カ所の教育事務所を拠点に活動しているが、19年度は学校や家庭により近い場所で活動し、早期対応と課題解決につなげる。

 県立高校24校に電子黒板などの情報通信技術(ICT)を整備する事業に4億7400万円を計上。要求段階では、先端技術を学びに生かす「エドテック」の推進事業を盛っていたが、活用を目指す国の事業が固まっていないとして計上を見送った。

 高校生の海外留学支援には3018万円を盛った。県教委が企画する海外プログラムへの参加や個人で計画した留学の費用の支援で、計165人の渡航を見込む。

 県信濃美術館(長野市)の全面改築に29億1900万円を計上。21年春の開館に向けて19年度着工する。県民からの意見を踏まえ、視覚障害のある人や子どもがより館内を楽しむため、触れることができる美術作品の常設に向けた準備も進める。作品制作費は、インターネットで小口資金を集めるクラウドファンディングで調達する方針で、19年度は作家選びを計画する。

 20年3月開館を目指す県立武道館(佐久市)の建設工事費には、49億4100万円を計上した。

 子育て世代の女性の就業支援やネットワーク作りなど、女性活躍推進事業費には899万円を充てる。

(1月26日)

長野県のニュース(1月26日)