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県警の元警察官に懲役3年6月判決 児童福祉法違反

 県内の10代少女が18歳未満だと知りながら、警察官の立場を利用してみだらな行為をさせたとして、児童福祉法違反(児童淫行)の罪に問われた県警元巡査部長、柴田英和被告(44)=松本市島立=の判決公判は30日、長野地裁であり、室橋雅仁裁判長は懲役3年6月(求刑懲役4年)を言い渡した。

 室橋裁判長は、被告が県内の警察署で少女の立ち直り支援に携わっていたことなどから、「少女に対して影響力を有する立場にあった」と指摘。被告と少女の性的関係は、被告が事実上の影響力を及ぼした「淫行をさせる行為」に当たると認定し、「少女が被告を精神的に頼っていたことに乗じた、警察官としてあるまじき卑劣な犯行」とした。

 弁護側は「相互に恋い慕う関係に基づく行為」とし、無罪を主張していたが、裁判長は、被告が性的関係があることを少女に口止めしていたことなどを理由に退けた。

 判決によると、被告は少女が18歳未満だと知りながら、警察官の立場を利用し、2016年11月22日から17年3月17日にかけ、県内のホテルで計4回、自分を相手にみだらな行為をさせた。

 弁護人は取材に、控訴するかどうかについて「未定」とした。判決後の接見で被告は、主張が認められなかったことに落胆し、「こんなにひどい言われ方をするんですか」と話したという。

 被告は昨年5月の逮捕時、松本署生活安全1課に勤務。少女と知り合った当時は別の警察署に勤務しており、県警は起訴に合わせて懲戒免職処分にしていた。県警の中村誠・首席監察官は「改めて被害に遭われた方やご家族に深くおわび申し上げる。今後一層、再発防止を図るとともに県民の信頼回復に努めていく」とコメントした。

(1月31日)

長野県のニュース(1月31日)