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日本の教育 伊那小で興味津々 エジプトから視察団

座繰り機で繭から糸を取る授業を見学するエジプトの教育関係者ら=2日、伊那市伊那小学校座繰り機で繭から糸を取る授業を見学するエジプトの教育関係者ら=2日、伊那市伊那小学校
 エジプトの小学校と幼稚園の校長や教員計42人が2日、伊那市伊那小学校を視察した。同国政府は、学級活動などの特別活動と総合的な学習の時間を組み込んだ「日本式教育」導入を進めている。今年1月から2021年度までに同国の教育関係者約680人が研修のため来日予定で、一行は第1陣。同小は総合学習が盛んなことから訪れた。

 総合学習の一環でランプシェードを作るために、卵から育てたカイコの繭から「座繰(ざぐ)り機」で糸を取る5年生や、飼育するアヒル小屋の周辺を整備する2年生の様子などを見学。「総合学習を教える先生をどう育てればいいのか」と関係者に質問していた。

 一行は1月31日から2月25日までの日程で、伊那市や福井市の小学校などを訪れる。伊那小は研修事業をエジプト政府から受託した福井大学などでつくる組織が視察先に選んだ。日本とエジプト政府は2016年、教育分野で協力する共同声明を発表。同国には18年9月、日本式教育を実践する計34の小学校と幼稚園ができたという。

 小学校長のマハムード・ハッサンさん(39)は「先生に教えてもらうのではなく、子どもたちが自ら学ぶという教育について論文を読んだことはあったが、素晴らしい」と驚いた様子で、自らの学校でも取り入れたいと話していた。

(2月3日)

長野県のニュース(2月3日)