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松本空港に「国際線ターミナルビル」 県が建設を検討

 県が、県営松本空港(松本市)に「国際線ターミナルビル」の建設を検討していることが6日、関係者への取材で分かった。県が目指す同空港への国際定期便就航だけでなく、国内定期便の路線拡充にも対応する。県は、同日決定した2019年度一般会計当初予算案に、空港施設の機能強化に向けた検討費用約3500万円を計上した。

 検討結果を受け、早ければ19年度の補正予算にビルの基本設計費を計上する。

 県が16年6月にまとめた空港の発展・国際化に向けた取り組み方針は、19年度から3年間を「上昇」期間と位置付け、この間に国際定期便就航を実現し、22年度からの「巡航」期間で定着させるとしている。国内定期便についても、新規路線の開設を目標に挙げている。

 国際線ターミナルビル建設は、取り組み方針を具体化させる一歩となる。国際定期便に備え、常設の税関、出入国管理、検疫施設が必要となる見込みだ。

 現行のターミナルビルでは、中国や韓国、ロシアなどを結ぶ国際チャーター便が運航される際は、ターミナルビルの搭乗待合室や手荷物受取所を区切るなどして仮施設を設置。出入国や搭乗手続きが終わると、国内定期便の利用客のために撤去している。このため国内便と国際便を同時に受け入れることができず、国内便に遅れが出るなどの影響があるという。

 本年度、松本空港発着の国際チャーター便は好調で、実績は3月末までに35便となる見通し。過去最多は08年度の32便。

(2月7日)

長野県のニュース(2月7日)