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「平成」象徴する人物 県内は小平選手、全国はイチロー選手 県民世論調査

 県世論調査協会(長野市)は7日、残り3カ月を切った「平成」を振り返る県民世論調査の結果をまとめた。平成30年間を象徴(代表)する人物を尋ねたところ(5人まで)、県内ではスピードスケート平昌五輪金メダリストの小平奈緒選手(茅野市出身、回答351人)、全国では米大リーグのイチロー選手(171人)が最多。特に印象に残っている出来事、事件、事象(三つまで)は、県内で長野冬季五輪・パラリンピック(315人)、全国で東日本大震災(395人)が最も多く挙がった。

 調査は昨年12月から今年1月にかけ、県内在住の18〜79歳の男女計千人を対象に郵送などで実施。560人(男性257人、女性303人)から回答を得た。

 県内で、平成を象徴(代表)する人物は他に、大相撲で県出身力士として初めて優勝した御嶽海関(木曽郡上松町出身、210人)、田中康夫元知事(155人)などスポーツ選手と政治家が上位を占めた。特に印象に残っている出来事などでは、松本サリン事件(232人)、御嶽山噴火災害(125人)が挙がり、安全を揺るがす事件、事故が相次いだ時代を映した。4位に北陸新幹線開業(119人)、5位に北佐久郡軽井沢町スキーバス事故(66人)が入った。

 「政治」「教育」など、あらかじめ設定した7項目のうち、平成の30年間で「良くなった」(「どちらかといえば」を含む)と感じる人の割合が最も高かったのは「女性の地位」で51%。「悪くなった」(同)の割合が高かったのは「経済」(47%)、「政治」(46%)などだった。

 一方、4月末で退位する天皇陛下に親しみを「感じている」「どちらかといえば感じている」は計73%に上り、「感じていない」「あまり感じていない」の計22%を大きく上回った。陛下は、皇后さまとの出会いの場になったテニスコートのある北佐久郡軽井沢町をはじめ県内を、静養や行事出席などでたびたび訪問されている。

 5月1日に皇太子さまが天皇に即位する。天皇の役割として期待することを尋ねたところ(二つ以内)、「外国を親善訪問」が48%で最も多く、「被災者の見舞い」が41%で続いた。2011年の県北部地震で被災した下水内郡栄村をはじめ被災地訪問は天皇陛下が力を入れてきた活動で、新天皇即位後への期待を示した。

 現在は認められていない「女性天皇」については、賛成(「どちらかといえば」を含む)が75%に上り、反対(同)の13%を大きく上回った。新たな元号は何が良いか、自由に書いてもらう設問では、「平」「安」「和」などの字を含む案が多かった。

(2月8日)

長野県のニュース(2月8日)