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伊那で「信州農村歌舞伎祭」 伊那谷・木曽谷の3団体公演

熱演する大鹿歌舞伎保存会の役者たち。客席からは多くのおひねりが飛んだ=10日、伊那市熱演する大鹿歌舞伎保存会の役者たち。客席からは多くのおひねりが飛んだ=10日、伊那市
 伝統芸能を継承する伊那谷や木曽谷の団体が集まる「信州農村歌舞伎祭」が10日、伊那市の県伊那文化会館で開かれた。県内の3団体が歌舞伎を上演。約700人が訪れ、出演者たちの熱演に見入り、盛んにおひねりを投げた。

 下伊那郡大鹿村の大鹿歌舞伎保存会と同郡下條村の下條歌舞伎保存会、木曽郡南木曽町の田立こども歌舞伎が出演した。

 大鹿歌舞伎保存会は、平家物語の一ノ谷の合戦を題材にした「一谷嫩(いちのたにふたば)軍記須磨浦の段」を上演。源氏方の武将・熊谷直実(なおざね)が平家の若武者・平敦盛(あつもり)を葛藤しながら討つ場面、敦盛の婚約者が敦盛の首を手にしたまま絶命した様子、直実が2人を手厚く弔う場面などを出演者たちが好演。観客たちは緊張感のある芝居に引き込まれていた。

 歌舞伎祭は同会館が主催し、12回目。写真仲間約10人と初めて歌舞伎を見たという岡谷市の男性(63)は、「間近で見るとすごく迫力があった。台本もしっかり覚えていてすごい」と話していた。

(2月11日)

長野県のニュース(2月11日)