長野県のニュース

信大、「法曹コース」設置へ 早大法科大学院と準備協定

準備協定を結び、握手する山沖学部長(右)と松村研究科長準備協定を結び、握手する山沖学部長(右)と松村研究科長
 信州大経法学部(松本市)は4日、文部科学省が2020年度創設を予定する法曹養成の新制度「法曹コース」について同大への設置を目指すと発表した。大学で3年、法科大学院で2年の計5年間学べば司法試験の受験が可能となる制度。信大卒業生の受け入れ先の一つになる早稲田大大学院法務研究科(法科大学院)と同日、制度化を見据えた準備協定を結んだ。

 法曹コースは、大学と法科大学院のカリキュラムを接続し、弁護士や裁判官、検察官の法曹を目指す学生に学部段階から効果的な教育を行う目的。文科省が今国会で関連法改正案を提出する予定だ。

 信大経法学部は20年度のコース設置を目指す。総合法律学科の19年度の新入生からが対象となり、成績優秀者が2年次に法曹コースに進める。定員は各年10人程度を想定。3年で卒業するための早期卒業の制度づくりも進める。

 早大法科大学院は、地方大学出身者を受け入れる特別枠の中に、信大出身者を推薦入試などで受け入れる枠を「若干名」設ける。今後細部を協議し、法案成立後に本協定を結ぶ方針だ。信大はほかに、中央大や慶応大などの法科大学院とも協定締結の調整を進めている。

 信大経法学部で開いた準備協定の調印式で、信大の山沖義和経法学部長は「信州における法曹の将来に役立つ制度をつくっていきたい」。早大の松村和徳研究科長は「地方には優秀な学生が多い。法曹を志願できる場を提供したい」と述べた。

 信大では05年度に法科大学院が開校したが、入学者数の伸び悩みなどから16年度末で閉校。その間に196人が修了し、昨年までに44人が司法試験に合格している。

(3月5日)

長野県のニュース(3月5日)