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中川の残土移動問題でJR東海が謝罪 「村と連携を密に」 

JR東海側が謝罪したリニア対策協議会=13日夜、中川村JR東海側が謝罪したリニア対策協議会=13日夜、中川村
 上伊那郡中川村のリニア中央新幹線関連工事で発生した残土を、JR東海が村に説明しないまま移動させていた問題で、同社長野工事事務所大鹿分室(下伊那郡大鹿村)の太田垣宏司・分室長は13日夜、中川村で開いた村リニア対策協議会で「十分説明しなかったことをおわびする」と謝罪した。「これまで以上に村と連携を密にして進める」と釈明した。

 JRは既に、仮置きしていた約20万立方メートルの大部分を小渋川の対岸に移した。村がまだ認めていない、リニア本体工事に伴う埋め立て工事の前段階の作業―と説明した。協議会会長の宮下健彦村長は「JRから正式に説明がなかった。一つ一つ協議し、納得した上で進めたい」と述べた。

 JRと県は、県道松川インター大鹿線の改良工事で、中川村内の谷筋「半の沢」を、近くの県道トンネルとリニア本体工事の残土で埋め立てる計画を示している。県は、有識者による検討委員会を設けて計画を審議中。太田垣分室長は「埋め立ての計画は村に認めてもらってから始めるつもりだ」と述べた。

 協議会委員の住民は「半の沢を埋め立てた場合、県が責任を持つのか。盛り土部分の責任が持てないなら不安」と発言した。県側は「(盛り土部分も含め)出来上がったものは、県が基本的に責任を持つ方向」と答えた。

(3月14日)

長野県のニュース(3月14日)