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保育園入園業務でAI実験 塩尻市

 塩尻市は14日、入園希望の調整など、保育園入園に関する業務に人工知能(AI)などの最新技術を活用する実証実験の成果報告会を市内で開いた。担当職員の超過勤務時間の短縮につながり、職員が企画立案などの専門性の高い業務に注力できるようになったという。

 2018年秋から今春の入園希望の事務を対象とした。保護者の申し込みを電子申請に変更。定型的作業を自動化する「ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)」が申請内容に従って書類に入力した。AIが親の就労時間や出産予定、介護などの事情を考慮しながら、希望に応じて各園に振り分けた。最終的な確認は職員が行ったという。

 入園希望者増に伴い市こども課職員の1人当たり超過勤務時間は2017年度に672時間に上った。実験の結果、18年度は300時間程度に減る見込みという。

 市企画課は、RPAやAIを本格導入した場合、こども課として5カ月に計3千時間かかっていた業務が3カ月の計2千時間でできると説明。残業代が減り、初期投資を含めて5年間で計540万円の経費が浮くとした。こども課担当者は「余裕を持って仕事に臨めた」と話した。

 実証実験は全国7自治体が選ばれた総務省の委託事業として実施。市は他部署でも、RPAやAIの導入を検討していくという。

(3月15日)

長野県のニュース(3月15日)