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乗鞍岳「噴火警戒レベル」運用開始 気象庁

噴火警戒レベルの運用が始まった乗鞍岳。剣ケ峰をはじめとする山々は雪に覆われている=18日、松本市乗鞍高原噴火警戒レベルの運用が始まった乗鞍岳。剣ケ峰をはじめとする山々は雪に覆われている=18日、松本市乗鞍高原
 気象庁は18日、北アルプス乗鞍岳(松本市、岐阜県高山市・3026メートル)の火山活動に応じ、警戒範囲と防災対応を5段階で区分する指標「噴火警戒レベル」の運用を始めた。現在は「静穏な状況で噴火の兆候はみられない」(地震火山部)として、最も低いレベル1(活火山であることに留意)で始まった。

 午後2時に運用開始。山頂付近に想定火口域を設け、レベル2(火口周辺規制)では1キロ以内への大きな噴石の飛散、3(入山規制)では4キロ以内への噴石、火砕流、溶岩流の流下をそれぞれ想定。4(避難準備)と5(避難)では、火砕流などの居住地域への到達を見込んだ。

 気象庁は運用開始に合わせ、「火口付近浅部を震源とする火山性地震の増加」時にレベル2へ引き上げる―といった判定基準も公表。乗鞍岳は登山客や観光客に人気が高い一方、有史以降の噴火記録がないことから、レベル判定基準を厳格にしてより安全に配慮したとしている。

 気象庁は住民のいない硫黄島を除き、常時観測対象の全国49火山を対象に順次レベルを導入している。同日の乗鞍岳と大雪山(北海道)の運用開始で導入は計43火山。県境一帯の7火山としては6番目で、残る弥陀ケ原(みだがはら)(富山県)でも検討が進む。

(3月19日)

長野県のニュース(3月19日)