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山肌も早春仕様 八ヶ岳・編笠山にコイの雪形

編笠山の山腹に浮かび上がった上りゴイ(右)、下りゴイ(左)の雪形=18日、原村中新田から編笠山の山腹に浮かび上がった上りゴイ(右)、下りゴイ(左)の雪形=18日、原村中新田から
 雪解けの時季を迎えた八ケ岳連峰・編笠山(2524メートル)の山腹に、頭を山頂と山麓にそれぞれ向ける2匹の魚に似た雪形が現れた。コイのように見えるため、山麓の諏訪郡富士見町や原村では「上りゴイ」「下りゴイ」と呼ばれる早春の風物詩だ。

 山麓でスキー場などを運営する富士見高原リゾート(富士見町)によると、この雪形が現れる場所は樹林に囲まれた岩場。雪の降り始めや雪解けのころ、岩場の雪だけがくっきりと浮かび上がる。雪が少なかったり、多すぎたりすると判別できなくなる。例年、4月いっぱいは見られるという。

 八ケ岳を望む原村中新田では、セロリの露地栽培を始める4月中旬に向けて準備が忙しくなりつつある。雪形が見える畑で石拾いをしていた農家の中村武彦さん(56)は「三寒四温だが、だんだんと暖かくなってきた。これから休む暇もないほど忙しくなる」と手を休めずに話した。

(3月19日)

長野県のニュース(3月19日)