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「選挙バー」で政治を語ろう 飯田の16歳、来月21日に計画

「選挙バー」開催に向けて準備を進める細田さん「選挙バー」開催に向けて準備を進める細田さん
 選挙にスポーツバーのような盛り上がりを―。統一地方選後半の4月21日に投開票される市町村長選に合わせ、開票結果を待ちながら政治について考える催し「選挙バー」が飯田市で計画されている。準備しているのは昨春中学を卒業したばかりの細田朋宏(ともひろ)さん(16)=飯田市上郷黒田。元々政治に関心があり、中高生ら同世代との「政治談議」を楽しみたい―と思い立った。ツイッターで参加者を募る一方、運営に関わる仲間も募集中だ。統一選で実績を積み、7月の参院選ではもっと盛り上げたいと意気込んでいる。

 2年前、スポーツ中継をバーで観戦しながら談笑する大人を見て、「選挙中継でもできるのではないか」と思い付いたという。転機は今年2月、貸本などを扱う同市元町の複合施設「裏山しいちゃん」に、読み終えた本を持ち込んだ時だった。施設には高校生らが集うシェアスペースがあり、運営会社社長の新海健太郎さん(44)に構想を明かすと、「やってみればいいじゃん」と背中を押された。

 細田さんは小学生の頃から歴史の本を読むのが好きで、近現代史にのめり込むうちに、政治に興味が湧いたという。15歳で、東京大先端科学技術研究センター(東京)と日本財団(同)の主催で、多様な学びを提供している「異才発掘プロジェクト」に参加。一方、中学校にはなじめず、1年生の夏から卒業まで不登校だった。4月に通信制高校への入学を予定している。

 4月21日は、裏山しいちゃんを午後5時から借り、選挙戦になった市町村の開票結果が出るのを待つ。その間、過去の国政選挙の争点を振り返ったり、昨今の選挙ポスターを比較したりしながら、政治談議を楽しむ。「選挙バー」と銘打ったが、中高生に参加を呼び掛けるため、飲食はアルコール以外とする。

 ツイッターに掲載したチラシは、新海さんの協力を得て作成した。現在は1人だが、仲間が増えれば「どうしたらイベントが盛り上がるか、一緒に考えたい」とする。

 選挙バーの参加費は100円。ツイッターのアカウントは(@SenkyoCafe)。

(3月22日)

長野県のニュース(3月22日)