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子どもと保護者に電子メディア指導 育成団体、1日に発足

 県内の教員や小児科医などの有志が28日、県庁で記者会見し、子どもと保護者にスマートフォンやパソコンなどの電子メディアとの付き合い方などを伝える全県的な団体「子どもとメディア信州」を4月1日に発足させると発表した。専門知識を持った独自の「メディアインストラクター」を育成し、正しい知識を広く伝える。県内初の試みだ。

 インターネットの普及と接する世代の低年齢化を背景に、電子メディアとうまく付き合う環境を整える狙い。県内でも子どもがトラブルに巻き込まれる例や強い依存を示す例、体調に悪影響が出た例が確認されている。

 こうした事例を防ぐため、インストラクターが子どもや保護者向けに講演や学習会を開く。インストラクターは医師や教師、保育士などから募集。ネットの専門家や小児科医などから6日間の研修を受け、ネットの基礎知識や最新の課題などを学ぶ。資格は、試験を経て認定する。

 団体の代表には松本市菅野中学校長の松島恒志さん、顧問にはNPO法人子どもとメディア(福岡市)の清川輝基・代表理事=上田市=がそれぞれ就く。協力団体は県PTA連合会、県保育連盟、県私立幼稚園・認定こども園協会、県小児科医会の4団体。

 松島さんは会見で、インストラクター育成は年間20〜30人、3年後の計100人が目標と説明。自治体などと協力し、子どものネット利用の実態調査にも取り組みたいといい「ネットは利点もあり、単純な禁止は現実的でない。正しい知識を伝え、どう向き合うべきか考える材料を提供したい」とした。

 問い合わせは松島さん(電話090・4224・7571)へ。

(3月29日)

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