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「みんなが主役」大日向小 新たな出発 佐久穂

大日向小学校の「入学を祝う会」で1人ずつ名前を呼ばれ、紹介される児童ら=10日、南佐久郡佐久穂町大日向小学校の「入学を祝う会」で1人ずつ名前を呼ばれ、紹介される児童ら=10日、南佐久郡佐久穂町
 南佐久郡佐久穂町大日向(おおひなた)で本年度開校した私立「大日向小学校」で10日、児童の「入学を祝う会」が開かれた。初年度は目標の倍以上の児童70人が入学。児童数の減少で7年前に閉校した旧佐久東小学校の校舎に、児童や保護者らのにぎやかな声が響き、再び「学びの灯」がともった。

 体育館で行った式典で、校長の桑原昌之さん(52)が前身となる小学校の戦前からの歴史を紹介した後、「これからはみんなが学校の歴史をつくる主役」と呼び掛けた。続いて教員らが児童の名前を一人ずつ呼び、児童は「はい」と元気よく返事をしていた。

 前身の小学校で戦後すぐに教師となり、7年前の閉校式典に参加した小林正人さん(93)=佐久穂町=も来賓として出席。「閉校した時のさみしさを忘れるぐらいにぎやかになった」と喜んでいた。

 祝う会に出席した瀬戸口聡子さん(41)と息子で3年の理玖(りく)君(8)は、千葉県から同町に移住した。瀬戸口さんは「移住は大きな決断だったが、これから子どもと一緒に学校や地域に関わるのを楽しみにしている」。理玖君は「山で鹿を見たり、川で魚を釣ったりしたい」と話した。

 大日向小は、異年齢グループでの授業が特徴の「イエナプラン教育」を実践する全国初の小学校。多くの児童は家族で首都圏などから同町や佐久市に移住して入学した。

(4月11日)

長野県のニュース(4月11日)