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がんゲノム医療 長野赤十字病院でも 県内2カ所目

「がんゲノム医療連携病院」となった長野赤十字病院「がんゲノム医療連携病院」となった長野赤十字病院
 長野市の長野赤十字病院は10日、がん患者の遺伝子を調べて最適な薬や治療法を選ぶ「がんゲノム医療」が受けられる「がんゲノム医療連携病院」になったと明らかにした。県内では信州大病院(松本市)に続き2カ所目で、効果的ながん治療を受ける機会を広げる狙い。

 標準的な薬物治療が効かない進行がんのある患者らが対象。原因となる遺伝子の変異を特殊機器で調べ、最適な薬剤の提供や開発中の新薬の治験につなげる。伊藤以知郎病理部長は「医療の進歩の成果を患者さんにできるだけ利用してもらうため、入り口を広げたい」と話した。

 病院によると、検査費用は100万円近くなる場合もあり、適した薬が見つかるのは1割程度とされる。今後、保険が適用されて患者の自己負担が軽減される見通しのため、実際の運用はその後に始める予定という。

 厚生労働省は1日、中心的な役割を担う全国11の中核拠点病院と、協力する156の連携病院を公表。連携病院は今回21追加した。連携病院が病理検体などを採取し、中核拠点病院で検査する。県内2病院は岡山大病院(岡山市)と連携する。

(4月11日)

長野県のニュース(4月11日)