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県内の春山 積雪例年より多め 県警、注意呼び掛け

 県警山岳安全対策課は11日、皇位継承に伴う10連休(4月27日〜5月6日)を前に、県内山岳の春山情報を発表した。3月以降に標高の高い地域で降雪が相次ぎ、積雪は例年より多め。改元日の5月1日前後には「記念登山」の増加も予想され、雪上での滑落、転落や降雪直後の雪崩への注意を呼び掛けている。

 同課によると9日時点の積雪は、北アルプスの西穂山荘で2・5メートル(前年比20センチ増)、八方池山荘で3メートル(同2メートル増)、中央アルプスのホテル千畳敷で3・5メートル(同60センチ増)、八ケ岳の黒百合ヒュッテで20センチ(同10センチ減)。八ケ岳を除き例年より多く、今後の降雪によっては雪崩の危険性が高まる。県警は近く、上空から残雪状況を撮影してホームページで公開する。

 連休中の登山者の動向は「天候の影響もあり読めない」としながらも「改元に合わせた記念登山が予想され、警戒を強めたい」と強調。連休中は北アの涸沢に救助隊員を常駐させ、県内約30カ所の登山口に相談所を設ける。

 昨年の大型連休中(4月28日〜5月6日)に起きた遭難は15件で、原因別では滑落が6件で最も多く、道迷いが3件で続いた。同課は「積雪がある上、寒気が入ると環境は冬山に一変する。ピッケル、アイゼンなどの装備と、見合った技術を備えた上で入山してほしい」としている。

(4月12日)

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