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志賀草津道路19日にも開通 防災会議協が避難計画案

 草津白根山の火山防災を検討する長野、群馬両県の自治体などでつくる防災会議協議会は12日、白根山(湯釜火口)と本白根山の噴火時の避難計画案を了承した。噴火警戒レベル3(入山規制)の場合、国道292号(通称・志賀草津道路)などの通行を規制する。一方、白根山でレベル2(火口周辺規制)が続いているが、同国道は冬季通行規制が解除される19日にも全線開通の見通しという。

 協議会が群馬県草津町で会合を開いた。二つの火山のいずれかがレベル3になった場合、国道292号渋峠―殺生ゲート間を通行止めとする。登山者や観光客らには、メールやヘリコプターで避難を呼び掛け、規制箇所に看板を設ける。突発的に噴火した場合、長野県側では渋峠ホテル(下高井郡山ノ内町)や七味温泉(上高井郡高山村)が緊急避難所になる。

 高山村内の古道も通行を規制する。村によると、古道は現在、村内有志の団体が年2回開くトレッキングの催しで利用する程度。村は村地域防災計画を改定する予定で、「有事の際にどう周知するか考えたい」としている。

 協議会は国道292号を巡っても話し合った。陽坂ゲート(山ノ内町)―天狗山ゲート(群馬県)間の冬季閉鎖の解除と同時に、自動車(二輪車などを除く)が日中に全線を通行できるようにする方向となった。以前は、白根山のレベル2の規制範囲(火口から半径1キロ圏内)に掛かる区間を含む約8・5キロを通行止めにしていたが、区間内の草津白根レストハウスに避難シェルターを新設し、パトロールを強化するなど安全対策を強めるとしている。

 協議会関係者は取材に「19日開通の方向で調整している」と明らかにした。全線開通後も、湯釜火口までの登山道は立ち入り禁止を続ける。

(4月13日)

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