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国重文で挙式、ご近所も祝福 泰阜の清水さん夫婦

金野地区の住民、親族らと写真に納まる清水さん夫妻金野地区の住民、親族らと写真に納まる清水さん夫妻
 泰阜村金野の酪農家、清水順介さん(26)と妻の麻美さん(29)が19日、同村の国重要文化財「金野諏訪社」で結婚式を挙げた。氏子総代会によると、同社での結婚式は記録にある限り初めて。戸数67の山あいの集落を室町時代から見守ってきたという本殿前に普段着姿の住民たちも交じる約70人が集まり、2人の門出を祝った。

 きっかけは、飯田市座光寺出身の麻美さんが地元の麻績神社で挙げた友人の式に出た思い出。「私たちも近所の人が集える温かな式にしたい」と願っていた。順介さんも「小さい頃から親しんだ神社。忘れられない日になりそう」と賛成し、住民らに提案。検討を重ねて実現した。

 式では、はかま姿の順介さんと白無垢(むく)、綿帽子姿の麻美さんが「信頼と愛情をもって助け合っていく」と誓いの言葉を朗読。本殿を前に三三九度の杯を交わした。

 麻美さんは飯田市で喫茶店を経営しており、将来は順介さんが加工した乳製品を店で提供することが夢だという。順介さんの父親の孝夫さん(69)は「地元の人にこんなに喜んでもらい、驚くやら、うれしいやら。地域の人にも、若い2人にも感謝です」と目を細めていた。

(4月20日)

長野県のニュース(4月20日)