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火災死傷者6人に 県内各地で民家・下草焼く

 茅野市塚原1の住宅街で20日午前に出火、住宅など9棟を焼いた火災で、現場では午後1時41分の鎮火後も、再出火を防ぐための放水が続いた。茅野署は21日朝から現場を実況見分し、火元や出火原因、焼損面積などの特定を進める。県内は20日、この火災や、計2人が死亡、1人がやけどを負った午前中の同市北山と松本市の住宅火災以外に、茅野市豊平、佐久市などでも火災があり、けが人が出た。この日の火災による死傷者は6人に上った。

 長野地方気象台は県北部と中部に乾燥注意報を出しており、21日まで空気が乾燥した状態が続くとして、火の取り扱いに注意するよう呼び掛けている。

 茅野市塚原1の住宅街の火災の現場では、かつて工務店だった建物と隣のアパートがほぼ焼け落ちたほか、近くに大量のまきが保管されていたとの情報があり、茅野署が詳しく調べるとみられる。火事は20日午前7時半ごろ発生。火は風にあおられて広がり、6時間余り後に鎮火した。けが人はいなかった。

 死傷者が出た茅野市豊平、松本市の火災でも、警察が出火原因などを調べている。

 20日はこの他にも火災が続いた。午前11時20分ごろ、茅野市豊平の別荘地蓼科高原チェルトの森から出火、下草約2040平方メートルを焼き、火を消そうとした住人の無職男性(80)と妻(67)が顔などにやけどをした。同署は落ち葉を燃やした火が広がったとみている。

 午前10時すぎには、佐久市三塚の小須田昭吾さん(43)方から出火、木造2階建て住宅延べ約120平方メートルを全焼した。消火に当たった小須田さんの妻(46)が手などにやけどを負って軽傷のもよう。佐久署は、雑草を駆除しようと庭先の芝生を燃やしていた火が広がったとみている。

 佐久市春日、横根、飯田市北方、下伊那郡松川町、長野市川中島町でも下草などを焼く火災があった。いずれもけが人はいない。

(4月21日)

長野県のニュース(4月21日)