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かぶちゃん関連 飯田の4施設 阿智の会社が買い取り

昨年破産した「かぶちゃん農園」の関連施設。阿智村の食品加工会社が取得した昨年破産した「かぶちゃん農園」の関連施設。阿智村の食品加工会社が取得した
 干し柿など加工食品のオーナー制度で多額の資金を集め破産したケフィア事業振興会(東京)のグループ企業「かぶちゃん農園」と「コラボ南信州」(ともに昨年10月破産)が所有していた飯田市川路の4施設を、下伊那郡阿智村智里の食品加工会社「ちさと東」が買い取ったことが20日、関係者への取材で分かった。同社ウェブサイトによるとジャム、味付け卵といった農産加工品製造を手掛けており、かぶちゃん関連企業の相次ぐ破産で地域の停滞を心配していた住民からは、安堵(あんど)と期待の声が出ている。

 市などによると、一帯は市が企業誘致を進める「天龍峡エコバレープロジェクト」の「ファクトリーパーク」の一角。破産したかぶちゃん農園は同パークの進出企業第1号で、製造した干し柿「市田柿」などをカタログ通信で販売する事業を展開した。しかし、ケフィアの破産を受け、同パークに集中していたかぶちゃん関連の企業は次々と破産。破産管財人の下で売却などが進められている。

 関係者によると、ちさと東が買い取った4施設は、かぶちゃん農園が食品の冷蔵、冷凍保管のほか、事務所や作業場、倉庫として使っていた。施設がある土地は、地元の「かわじ土地管理組合」が所有。組合長の今村正大さん(68)は「こんなに早く後利用が決まり、非常にありがたい。地元の企業なら気心も知れている」と歓迎している。

 ちさと東は1986(昭和61)年創業。ウェブサイトによると、さまざまな味を付けた煮卵「いちど食べたらもうたま卵(らん)」やレトルトカレー「星降る森のカリー」などを取り扱っている。

(5月21日)

長野県のニュース(5月21日)