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学級担任 固定見直し 長野2中学 学年担当全員で

帰りの会で、一緒に歌を歌う「学級担当」の小林教諭(中央)と1年生の生徒たち。教諭は前日まで受け持った学級の様子なども紹介した=24日、長野市桜ケ岡中学校帰りの会で、一緒に歌を歌う「学級担当」の小林教諭(中央)と1年生の生徒たち。教諭は前日まで受け持った学級の様子なども紹介した=24日、長野市桜ケ岡中学校
 長野市桜ケ岡中学校と同市東部中学校は本年度、一部の学年で学級担任制を見直し、学年担当の教員全員で生徒の対応に当たる仕組みを導入した。東京都千代田区立麹町中が昨年度から実践し全国的に注目を集めており、県内で同様の取り組みは県教委が把握する限り、この2校が初めて。学級担任を固定化しないことで生徒が相談する教員を選びやすくなるほか、教員の負担を分散できるといった狙いがある。

 両校は昨年度、決められた教員の人数の中で、生徒の支援を充実させる方法をそれぞれ検討。麹町中の取り組みを参考に仕組みを考えた。ともに学年を担当する教員を決めて、朝・夕の学活や給食など日常の学級運営を交代で担うほか、生徒からの相談やトラブルへの対応にも当たる。

 桜ケ岡中は1年生の6学級で導入。教員12人が各学級2人ずつ正副担任の代わりを務め、定期的に配置を変えていく。ただし、一番多く学級に関わり家庭訪問などを受け持つ「学級担当」は設けている。

 東部中は1、2年生各6学級で導入し、各学年で教員10人がある程度の期間で受け持つ学級を変える。また、教員の業務を「いじめ対策・人間関係づくり」「授業改善・学力向上」「日常生活充実・自治力向上」の三つの係に分け、いずれかを受け持つようにした。

 桜ケ岡中の林臣彰校長は「各教員の多様な価値観に生徒が触れられるようにしたい」とする。東部中の北沢嘉孝校長は「教員が1人で問題を抱え込まず、チームで対応しやすくなった」としている。

(5月25日)

長野県のニュース(5月25日)