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信州ITバレー実現へ組織設立

新事務所の完成式典でニコラップの設立目的を話す安藤理事長(左)新事務所の完成式典でニコラップの設立目的を話す安藤理事長(左)
 ITコンサルティングなどのシソーラス(長野市)、長野県立大(同)の安藤国威理事長らが24日、東北信地方にIT・ソフトウエア関連産業の集積を図る「信州ITバレー構想」の実現を目指し、基盤組織を設立した。シソーラスが長野市内に開設した事務所を拠点に、IT技術の活用を考える多様な事業者とIT事業者をつなぎ、新産業の創出を目指す。IT産業が活発なバングラデシュの人材を活用した事業展開も検討する。

 信州ITバレー構想は、安藤理事長や山浦愛幸・県経営者協会長が提唱。基盤組織として設立した一般社団法人「長野ITコラボレーションプラットフォーム(ニコラップ)」は、シソーラスの荒井雄彦代表、安藤理事長、山浦会長に加え、県立大や県と連携協定を結ぶ日本ユニシス(東京)、バングラデシュに拠点があるソフトウエア開発のBJIT(同)、コワーキングスペース運営のCREEKS(クリークス、長野市)の役員や担当者が理事を務める。

 ニコラップは、IT活用を考える事業者とIT事業者を会員として募り、ワークショップ(参加型講習会)などでビジネスの可能性を模索。ビジネスの着想を得て事業化に取り組む事業者を支援する。

 シソーラスとBJITは同日、合弁企業ニコラボ(長野市)も設立した。IT人材を確保したい県内事業者にバングラデシュの人材を紹介。人工知能(AI)開発やビッグデータ解析などの仕事を受注し、バングラデシュの拠点を活用して開発するビジネスを展開する。ニコラップとニコラボの両輪でIT産業の活性化を図る。

 シソーラスは今春、大阪市から長野市に拠点を移し、新事務所を開設。同日の完成式典で、荒井代表は「さまざまな業界の人に集まってもらい、ITと組み合わせて今までにない事業を生み出したい」。安藤理事長は「いろいろなイベントを企画して産官学の関係者や若者が集まる拠点にし、新しい産業が興る場にしたい」と話した。

(5月25日)

長野県のニュース(5月25日)