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御嶽山不明者 捜索協力へ 「山びこの会」が木曽町三岳地区住民と交流会

御嶽山噴火災害への思いなどについて、木曽町三岳地区の住民(手前)と意見交換した山びこの会の会員ら(奥)=25日、木曽町三岳支所御嶽山噴火災害への思いなどについて、木曽町三岳地区の住民(手前)と意見交換した山びこの会の会員ら(奥)=25日、木曽町三岳支所
 2014年9月の御嶽山噴火災害の被災者家族らでつくる「山びこの会」は25日、山麓にある木曽郡木曽町三岳地区の住民と、初の交流会を町三岳支所で開いた。遺族ら9人と、三岳地域自治協議会役員10人が参加。まだ行方が分からない5人の捜索などで協力する方向で一致した。

 山びこの会が、災害についての住民の思いを知りたい―と働き掛けた。非公開で開いた交流会の冒頭、同会事務局代表のシャーロック英子さんは「相互理解を深め、交流を積み重ねることで山の防災をともに築いていけたらいい」、同協議会長の田元稔さん(72)は「地元で協力できることがあれば、していきたい」とあいさつした。

 同会などによると、交流会で同会は会の活動を報告し、地元住民が噴火災害をどう受け止めているか尋ねた。行方不明者捜索への協力について意見交換し、住民側は「できるだけ早く手掛かりをつかめるよう、地元で何か力になれればいい」と応じたという。

 交流会後、田元さんは「遺族や行方不明者家族の気持ちが直接分かった。今回を足掛かりに、木曽全体で遺族の皆さんの気持ちを受け止め、共有していかないといけない」。シャーロックさんは「『協力したい』と言ってもらえ、遺族は心が和んだ」とし、将来の協力関係構築に向け「一歩踏み出せたと思う」と語った。

(5月26日)

長野県のニュース(5月26日)