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火山と共生 木曽で考える シンポジウムにマイスターら

大勢が詰め掛け、火山との共生を考えたシンポジウム大勢が詰め掛け、火山との共生を考えたシンポジウム
 「御嶽山噴火災害から5年火山との共生と木曽地域の振興」と題するシンポジウムが25日、木曽郡木曽町で開かれた。一般社団法人「地域安全学会」(東京)が催し、全国の研究者ら約220人が出席。噴火災害を機に発足した県の御嶽山火山マイスターらがパネル討論し、火山との向き合い方を考えた。

 マイスターは現在11人。専門知識を学んだ人の中から県が認定し、噴火の教訓を伝え火山防災の啓発をしている。

 討論でコメンテーターの阪本真由美・兵庫県立大大学院准教授は「以前の噴火の教訓が伝わっていなかったことが2014年の噴火の反省。正しい火山の知識を語り継ぐことが防災、減災につながる」と指摘。同郡王滝村のおんたけ休暇村スタッフでマイスターの小池優紀夫さんは「木曽の魅力は御嶽山。その猛威と恩恵を伝え、地域を振興させたい」と語った。

 いずれもマイスターで、木曽町三岳小学校の川上明宏教頭は「活動によって御嶽山が『防災世界一の山』になれば良い」。木曽観光連盟職員の竹脇聡さんは「噴火直後は木曽地域全体が危ないという印象が広まった。火口からの距離など具体的な数値を挙げて誘客している」と話した。

(5月26日)

長野県のニュース(5月26日)