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横岳の標高1メートル高かった 新たな最高点確認 国土地理院が改訂

硫黄岳から見た横岳(中央の尖ったピーク)や赤岳(右)=硫黄岳山荘提供硫黄岳から見た横岳(中央の尖ったピーク)や赤岳(右)=硫黄岳山荘提供
 八ケ岳連峰・横岳はもう1メートル高かった―。国土地理院が長年、2829メートルとしていた横岳の標高を2830メートルにこのほど改めた。昨年行った調査で、従来最高点とみていた地点より1メートル高い地点が付近にあることを確認した。地元観光関係者らの間で歓迎する機運が高まっており、最寄りの山小屋「硫黄岳山荘」は8月に開く祭りで、登山客らと標高改訂を祝う予定だ。

 国土地理院地名情報課によると、横岳山頂には土地を測量する際の基準となる「三角点」がなく、過去に撮った航空写真を基に最高点とみられる地点を特定し、標高を算出、公表していた。

 近年、「他に高い地点がある」との情報があり、昨年9月に調査のため職員を派遣。従来の地点より北北西約140メートルの地点に1メートル高い所があると分かった。

 国土地理院はウェブサイトで公表している「日本の山岳標高一覧(1003山)」に反映させた。八ケ岳連峰の標高の順番は赤岳(2899メートル)、横岳、阿弥陀岳(2805メートル)で変わらない。

 改訂を受け、硫黄岳山荘は8月17日に予定する「硫黄岳祭」の名称を「硫黄岳・横岳祭」に切り替え、横岳の標高が「高くなった」ことをPRする。八ケ岳連峰の山小屋約30軒でつくる八ケ岳観光協会の会長で、同山荘社長の浦野岳孝さん(59)は「アカペラグループを招いて盛大に祝いたい」と話している。

(5月28日)

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