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日本先端エコ 軽井沢で発信 G20展示にJAXAなど80企業・団体

 北佐久郡軽井沢町で15、16日に開く20カ国・地域(G20)エネルギー・環境関係閣僚会合に合わせて町内で開かれる一般向け展示「G20イノベーション展」の概要が、5日までに固まった。最先端や独自の技術を持つ国内約80の企業・団体が出展。会合で日本がアピールする見通しの「技術革新による環境と成長の好循環」を、日本発の先進的な製品や研究から発信する。この他、会場には長野県ブースも設置され、県内の6企業・団体が出展。世界の目が信州に集まる中、「環境先進県」としての取り組みや、「発酵・健康長寿」という地域の特徴をアピールする。

 イノベーション展は、経済産業省と環境省が主催。閣僚会合の会場に近い軽井沢プリンスショッピングプラザの駐車場に大型テントを設けて会場にする。規模は約1千平方メートルになる見通しで、「イノベーション」「水素エネルギー」「海洋プラスチックごみ対策」の三つのエリアを置く。長野県ブースの位置は、まだ正式決定していない。

 「イノベーションエリア」では宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが開発した温室効果ガス観測衛星「いぶき2号」の模型や解説パネルを展示。「水素エリア」には、トヨタ自動車などが出展する。トヨタは、燃料電池車(FCV)の技術を用いて開発中の、有人月面探査車の模型を出す。「海洋プラエリア」には、三菱ケミカルホールディングスなどが、自然界で分解される「生分解性プラスチック」の製品を並べる。

 長野県ブースには、センサー開発のマイクロストーン(佐久市)が、歩き方の特徴を解析する計測器を出展。体のぶれや動きの滑らかさが分かり、正しい歩き方の指導につながるという。白鳥敬日瑚(のりひこ)社長は「人生100年時代でもずっと歩けるようサポートする。その思いを海外に発信したい」。しなの鉄道(上田市)は省エネの新車両を紹介し、マルコメ(長野市)は、みそ汁と甘酒を提供する。

 長野県も出展し、2018年度から作成中の「信州屋根ソーラーポテンシャルマップ」を披露する。建物の屋根が、どれだけ太陽光発電や熱利用に活用できるかを、数値や色で分かるようにした地図だ。会期中はパソコン上で東信と南信の地図を公開する。県内に導入されている水素ステーションの紹介もあり、県環境政策課は「恵まれた自然が健康長寿や環境保全につながっていることが、海外に伝わればうれしい」と期待する。

 展示は14〜16日。いずれも午前10時から。終了時刻は14日が午後2時、15日が同7時、16日が同5時。

(6月6日)

長野県のニュース(6月6日)