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五輪余波で高力ボルト不足 筑北の小学校、給食棟建設ピンチ

 東筑摩郡筑北村は11日、同村の坂井、筑北両小学校の統合に合わせて統合先の坂井小に新設する給食棟の建設が、来年4月の統合に間に合わない可能性が出ていると明らかにした。鋼材を接合する「高力(こうりき)ボルト」が調達できないためで、村教育委員会は統合後に給食を提供できない場合は児童に弁当を持参してもらう可能性もあるとしている。

 この日の村議会一般質問で説明した。高力ボルトは2020年の東京五輪に向けた需要増で全国的に不足している。村教委によると、給食棟の設計業者から同ボルトが不足していて着工できない可能性を指摘されたという。

 現在の坂井小の給食室で調理できるのは最大150食分。坂井小と筑北小の児童数はそれぞれ42人、110人で、教職員の分も含めると対応できないという。村教委は弁当持参のほか、両校の給食室の利用、業者への昼食の発注も検討している。

 宮下敏彦教育長は「子どもたちが栄養のある、温かい昼食を食べられるよう対応を考えたい」としている。

 新たな給食棟は総事業費1億9600万円で、国や県の交付金、借金(村債)などで賄う。今月中に入札で建設業者を決め、村議会臨時会での議決を経て請負契約を締結し、着工する予定だ。

(6月12日)

長野県のニュース(6月12日)