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未就学児 日常にネット接続機器 県内6保育園1~6歳児 4人に3人利用

 県内6保育園に通う1〜6歳児の4人に3人が、スマートフォンやタブレット端末、パソコンなどインターネットに接続できる情報通信機器を使ったり見たりしていることが12日、長野保健医療大(長野市)の熊本圭吾教授の調査で分かった。年齢別で、利用する割合(利用率)が最も低かった1歳児でも6割を超えていた。未就学児を対象にした情報通信機器に関する県内の調査は珍しいといい、その利用が体や心に及ぼす影響について、熊本教授は「まだ研究が進んでおらず、今後調べる必要がある」と述べている。

 調査は1〜4月、協力が得られた東北中南信にある私立保育園計6園の園児444人の保護者を対象に実施。各園を通じて調査票を配り、132人から有効回答を得た。

 子どもが自分で使う場合、保護者が見せたり使わせたりする場合を合わせて、情報通信機器を一つ以上、「利用している」と答えたのは全体の76%。利用率は年齢が上がるほど高くなる傾向があり、1歳で62%、2歳で71%、6歳では96%に上った。

 情報通信機器の種類別だと、利用率が最も高かったのはスマホで55%。タブレット端末25%、携帯型ゲーム機14%、パソコン12%と続いた。同教授は「未就学児にとって、生活の中にスマホがあるのは既に当たり前となっている」と話している。

 県内の子どものインターネット利用を巡っては、小中学生や高校生を対象に県教委が2006年度から毎年、実態調査を実施。一方、未就学児の状況はこれまで大規模に把握する機会がなかったという。このため、県内の子どもたちを取り巻く現状と課題を年ごとにまとめている「長野の子ども白書」の編集に携わる教育関係者らからの依頼で、今回の調査が実現した。

(6月13日)

長野県のニュース(6月13日)