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北ア広域消防で着服 職員が互助会費から100万円

 北アルプス広域消防本部(大町市)の50代男性職員が、冠婚葬祭や福利厚生などのための「北アルプス広域職員互助会」の互助会費から約100万円を着服していたことが14日、分かった。男性職員は会計担当で、不正に引き出してはその後入金して補っていた。最終的な不足額は約30万円。発覚後に返済し、4月末に依願退職した。

 同消防本部によると、着服したのは2018年8月から今年3月まで。互助会の通帳や印鑑を1人で管理しており約20回、不正に引き出した。会員から互助会費の申請があるたびに該当額を引き出し、会員にすぐには渡さず、1〜3カ月先延ばしして着服していた。消防本部の調査に「飲食費や借金の返済に使った」と話しているという。

 男性職員が3月初旬に体調を崩して長期間休み、別の職員が互助会の監査のため通帳を調べたところ発覚。同消防本部は、男性職員が依願退職して弁済を済ませたことなどから刑事告訴はせず、厳重注意処分とした。

 再発防止策として、通帳と印鑑を別の職員が管理するなど複数人でチェックするようにした。降籏寛次消防長は「地域住民の信頼を損なうもので、あってはならないこと。申し訳ない」としている。

(6月15日)

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