長野県のニュース

「若者の行動が世界変える」G20会合で長野・上田高生提言

提言発表を終え、笑顔を見せる長野高の田名部匠さん(左)と小林恵大さん=15日、軽井沢町提言発表を終え、笑顔を見せる長野高の田名部匠さん(左)と小林恵大さん=15日、軽井沢町 提言発表をする上田高の(左から)村山大知さん、松田涼さん、柳沢祥太さん=15日、軽井沢町提言発表をする上田高の(左から)村山大知さん、松田涼さん、柳沢祥太さん=15日、軽井沢町
 北佐久郡軽井沢町で15日開幕した20カ国・地域(G20)エネルギー・環境関係閣僚会合で、各国・地域の代表を前に提言した長野高校(長野市)と上田高校(上田市)の生徒たち。プラスチックごみによる海洋汚染を減らすため音楽イベントを開くアイデアと、環境保全や野生生物管理のため自治体や住民の連携を促す内容をともに英語でスピーチした。大舞台に緊張しながらも、若者目線で切り込んだ。

 長野高3年の小林恵大(けいた)さん(17)と田名部匠(たくみ)さん(17)は、ごみを拾うとチケットが手に入る音楽イベント「ロックプラネッツ」開催を提案。川から海に流れるプラごみを減らす試みだ。田名部さんは「若者による行動が(プラごみを出し続けている)世界の姿勢を変えることができると信じている」と強調した。

 上田高は2年の村山大知(だいち)さん(16)、松田涼さん(16)、柳沢祥太さん(17)が発表の場へ。スピーチした町在住の村山さんは、同町のNPO法人ピッキオが熊を追い払うベアドッグ(熊対策犬)を導入して取り組むツキノワグマ被害対策を紹介。ピッキオは外来種対策でも町と連携しているとし「他の場所でも活用できるのでは」と投げ掛けた。

 世耕弘成経済産業相は提言を聞き「君たちのような若いリーダーが世界のより良い未来をつくってくれるだろう」と称賛。両校の生徒が提言書を世耕経産相と原田義昭環境相に手渡すと、各国代表から大きな拍手が起こった。

 小林さんは終了後「とても緊張したけれど、国際会議の大舞台を楽しむことができた」。提言に至るまでの研究で海洋プラごみ問題や持続可能な開発といった考え方への意識を高めたといい「海底にあるエネルギーなどの資源を環境に配慮した形で開発したい」と将来を思い描いた。

 村山さんは「(発表は)あっという間だった。生態系保全について将来も大学などで学んでいけたらいい」と話した。

(6月16日)

長野県のニュース(6月16日)