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地球システム維持へ「自分事」 国谷裕子さん、SDGs紹介 信州岩波講座

信州岩波講座で講演する国谷裕子さん=16日、まつもと市民芸術館信州岩波講座で講演する国谷裕子さん=16日、まつもと市民芸術館
 「信州岩波講座/まつもと」は16日、松本市のまつもと市民芸術館で開き、キャスターの国谷裕子さんが講演した。2015年に国連で採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」をテーマに、地球環境を守りながら国際的な課題を解決しようとする世界の潮流を紹介した。

 SDGsは「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」など17項目の目標と、その具体策として169項目の「ターゲット」を掲げる。国谷さんはNHKキャスターだった15年、国連総会の取材準備で知ったといい「社会、経済、環境の問題を統合して捉え、踏み出そうとするのが新鮮に映った」と振り返った。

 目標の達成は「温暖化を抑えないと難しい」とし、温室効果ガスの排出削減などを定めた「パリ協定」とSDGsが「両輪となって今後の国や自治体、市民社会の在り方を規定する」と見通した。食品ロスの削減が農業生産時の二酸化炭素(CO2)排出の抑制につながることに触れ、「地球システムを維持するために一人一人が『自分事』にしないといけない」と述べた。

 女性の社会奉仕団体「松本ゾンタクラブ」、岩波書店、信濃毎日新聞社などでつくる実行委員会が主催。約1500人が聴いた。

(6月17日)

長野県のニュース(6月17日)